画家・長谷川進さんの作品をアメリカに観る
画家・長谷川進さんの試みをアメリカに観る
わたしは、仕事で神戸に行く機会が多い。帰りの時間を空けて、京都に立ち寄ることも多い、大学(金沢美大)時代の友人・長谷川進さんに会うためである。絵を学んだからといって、絵を描き続けている人は少ない、彼はその少ない一人でもある。学生時代の彼は、優れて異質であり、その表現感覚はデリケートそのものだった。裂かれた紙片の微妙な重なり、巧みな空間処理に驚く、その手際の良さ(感覚)は変わらない。その長谷川進さんが、ニューヨーク・アゴラギャラリーに作品を出している。空白の意味を、理解できるだろうか。優れた作品には、見えない風が流れているという、感じてくれるだろうか。
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